地球でピクニック

中東のバーレーン(バハレーン)在住。アラビア語は話せません。

雑感:早川千晶さん(ケニア在住)のTwitterから

いきなりの引用から始まりますが、これ、海外だからじゃなくて日本国内でも共通して本当に大切なことだと思う。危機管理についてだけではなく考え方全般の問題。

早川さんはご自身が発信する内容が「みんな笑顔で優しくて楽しそうと思わせてしまったのか、簡単に行けると勘違いさせたのか?」と述べていたけれど、早川さんの活動内容を見てケニアに訪れようとした人が、ここまで危機感も自立心もなく行動をしていることの方に驚く。快適な生活圏で暮らしているが故に想像力が足りなくなってしまっているのか、「遠く日本から来たんだもの、きっとみんな協力してくれるに違いない✨」という自分主人公な考えでの行動なのか。

 

海外に住んでいると、こういうの人たちに出会う機会が時々ある。

例えば、中東在住者なのにノースリーブとミニスカートで外出して「変な人がすぐに声を掛けてくるんだよね!」っていう人に出会ったことがある。ここでの「なのに」に、相当の危機感を感じていただければ幸い。

うん、その服装だったら間違いなく声掛けられるよね、だって中東の女性が伝統的にアバヤを着る理由知ってる?きっと知らないよね、というかそもそも周りの人見渡したらそんなに肌の露出している人がいないと思うんだけれど気付かないものだろうか…それとも知っているけれど、郷に入っては郷に従うということに何か反発したい気持ちでもあるのか?そもそも今までよく無事だったなあ、とここまでの走馬灯のように一気にめぐる私の思考。

家の中だったら良いけれど、外出する時はなるべく肌の露出はしないでいただきたい。外国人の私でも見ているとヒヤヒヤする。

何があっても自己責任と言ってしまえばそれまでだし、知らないことがダメということではなくて、全て「自分の常識」の範疇だけで考えて疑問に思わず行動していることが怖いって話。

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女性が着ているこの黒いのがアバヤ。

 

私はガイドブックを持たずにあちこちを旅したり、行き当たりばったりで行動をしたりする方ではあるけれど、ガイドブックを持たない時でも、確認すべきことはしている(はず)。行き当たりで行動ができるのはある程度の事前知識や予備知識があるからで、情報0の状態で無縫な行動をしたことはない気がする。根本がビビりだから。

そして、どちらかというと常識的なタイプではないらしいんだけれど(占い師にはなぜかいつもそう言われる)、私はやたらと調べることが好きな性質。旅行だったらそれはもう本当は行ったことあるのかレベルで調査する。そこまで調べてたらわざわざ行く必要ないんじゃないかと思われるかもしれませんが、ネットや本に出てくる情報は一部ですから!五感フル活用+第六感まで総動員するのが旅の楽しみ。あ、危機管理の話からすり替わった。

ということで、家から普段着でコンビニに行くのと同じ日常感覚で海外に出掛けることをやっていい人というのは、自分で自分を守らなくても危険から守ってくれる環境にある人だけですよ!