地球でピクニック

中東のバーレーン(バハレーン)在住。アラビア語は話せません。

CPRとかPCRとか混乱しているのは私の英語力

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前回帰国は2020年1月で、日本ではCOVID-19がまだ対岸の火事みたいに思われていた頃。中東辺りでは、なんかヤバそうな未知の疫病がアジアから来てるらしいと既にかなりザワザワしてて、空港や国境での対策が厳しくなり始めようとしていた(はず)。出るのはいいけれど、入るのはちょっと待ってね、質問させてくださいね的な。

今回のバーレーン入国は、当然、ちょっと質問どころか、入国48時間前PCR検査の陰性証明書に加え、空港PCR検査[←いまココ]からの10日間自主隔離期間を経て、速攻でワクチン接種せよと。

入国審査で一番最初に聞かれたのが「『be aware(バーレーンで使用されているCOVID-19管理アプリ)』をダウンロードしているのか」で、してない人はその場でダウンロード。

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このアプリは位置管理情報は常時ONが必須で、位置情報を外すとアラートが来る!!

しかも入管ではバーレーン国内で当座使用できるSIMカードを渡されるので、入国と同時にアプリを機能させるわけです。すごい本気で徹底管理している!ってそういえば、日本もついにコロナ管理アプリ導入するらしいですね。

ここで「スマホ持ってない人はどーすんの?」って質問があるかと思いますが(というか私のものすごい疑問)、そんな人は来ないんじゃないの?だって入れないし、という潔くもバッサリとした回答(うーさま談話)。確かに、遊牧民もスマホ持ってる時代だしねぇ。

 

「あ、居住者VISAなのね、はいはい」「CPR用の写真撮るからそこのカメラ見て」。

CPR?空港PCR検査あるし、10日後もPCR検査あるから写真が必要なのか。あー、飛行機乗ってからメイク落としてたし、寝癖もあるんですが致し方なし。

入国審査官が「この写真でOK?」って聞いてくれるものの、伊○丹写真館もしくは写真アプリ並みの肌補正力を要求できるはずがなく、当然の承諾。まあ、半目開きでなかったからよしとする。平たい顔属薄め科の私の場合、半目でも大きく目を見開いても、たぶんというかあまり彼等にとっては違いが分からないと思われるのだが。偉そうに言ってみたが、私はアラブ系の顔の区別があまり付かない(特に男子)。

薄い顔の人の写真が印刷された紙を渡され、「これもってPCR検査受けてね」と。

で、ここから今更みたいに「日本から?」『OH!オハヨゴザイマス(ここだけ日本語)』みたいなやりとりで無事入国。

 

バゲージクレイムの半分がPCR検査場

アラブらしく女子には女子の係員と医療従事者が対応。

「出国前PCR検査は受けてきた?」お、ついにQRコード出番か、と証明書を提出しようとごそごそしてたら、「受けてるならOK」との返事。おや?さっきの入管でも出番なかったんだが、バーレーン国が指定してきたのよ、QRコード付きPCR検査証明書。

「あら、あなた日本から来たのね。なんで日本で接種してこなかったの?日本の接種率は何%?」答えたい気合いは俄然あるのですが、語学力の問題もさることながら、おねーさん話しかけながら鼻に綿棒突っ込んでるんで、全く何も話せません。

しかし鼻検査。何度やっても涙がぽろりとします。痛い。。

 

なんと、これは 推理小説だったのか

さて。皆さまはお気付きでだったであろうか、PCRとCPRの違いに。私は完全に混同していたため、完全に失敗を犯していたのです。

CPR=Central Population Registryという日本でいうところのマイナンバーカード的なやつ。いや、完全にIDカード。すべての個人記録はここに集約されるのである。

PCR検査とCPR(個人ID)は別のことであることに気付かなかった私は、なんと寝起きノーメイクで撮影した写真がバーレーンでのIDカードに使用されるという事実を後日気付くのであった。