先日、子供の巣立ちと同時に鳩に引っ越しをお願いしたところでしたが、なんと!巣立った鳩の子供が帰って来て巣作りを始めていた。え、、実家覚えているの?実家で出産希望ですか?
しかしながら、ベランダの大家である私、今は部屋の貸し出しをしたくないので、お引き取り願いたく。毎日、持ち込まれる枝を掃除していたのですが、なんか全然諦めてくれないので、強行作戦に出ることにいたしました。
それはバリケードの設置。
鳩よ、残念だが君たちにはご退去願う。
ということで、鳩用バリケードを探しにDIY系用品の売っているホームセンターを探してました。日本と違い、バーレーン(バハレーン)では、ちょっとした手直しなんかしたいなあという時に、かゆいところに手が届くようなものが色々と売っているお店を見掛けたことがない。日本みたいにネジと洗剤、園芸用品と猫の餌まで一緒に置いてある『ケイヨーD2』とか『ホーマック』、『東急ハンズ』とかそんな気の利いたお店を見たことがない。ネジはネジ屋、しかも工事用品街にドーンとネジたくさん!文房具は文房具屋の専門店ばかり。ん?いや文房具屋にはなぜか布が一緒に売っていることが多いな、こっち。しかし、どこかにあるはずホームセンター!とグーグルマップでひたすらに探す私。便利な時代になりました。
自動車修理工場街にあるDIY屋さん
ここどう?と見付けた『Manazel』(マナージル)。うーさまに確認したところ、「これは間違いない気がする」と。なぜならこの単語は「家」という意味だからと。ちなみに建物的な意味性らしく、「私の家に遊びにこない?」とかそういう意味で使う家庭的な意味での『家』は、「Beit(バイト)」だそう。へえ。
お店の中が全く窺い知れない外観、そして入り口がわかりづらい。久しぶりに中東っぽい店構え(多分、古くからある店なのでしょう)。しかしですよ、入ったら、そこはホームセンター!ネジや工具が所狭しと。
並べるの諦めたのか?という隙間。
ハエ取り紙!昭和の祖父母宅(イメージ)
裂き織りマットが約450円。ちょっとほしい。
そしてここからホームセンター感がなくなります「金庫」。ちょっと待て、こんなに大きいのに何入れるの?ってサイズ。子供なら簡単に入りそうな大きさ。そもそも、このサイズを持ち帰れる重さなのか?
しかも、銀行にありそうな手でハンドル回して閉めるタイプ。『アリババと40人の盗賊』の宝箱を妄想しながら「イフタフ・ヤー・シムシム(開け!ゴマ)」(ゴマはアラビア語で「シムシム」)とひっそり呟いてみる。開かないぜ。やはり現代の宝箱は鍵か番号らしい。
そういえば、何の疑問にも思わず唱えてましたけれど、なんでゴマなんですかね?中東料理ではゴマ、結構使うよねえ。と思うと、呪文を忘れたアリババのお兄ちゃんって、料理しないんだなあ。とどうでもいいことを思う。
さて、振り向くと、ここでアメリカンなクーラーボックス発見。BBQの時なんかにあったらおしゃれそう。しかし、まずはBBQができる友達を作らなければなりません。ハードル高し!
鳩避けの剣山を探している途中で見掛けた屋外用ゆらゆらソファ。中東の昼間を満喫するのに最適そうだけれど、これに座って本読んだら間違いなく酔いそう(私、車酔いするんです。酔い止めを常に持参しているくらい弱い)。
あ、タケコプター売っている!これで遊んでいる子供見たことないけれど…
ホームセンターを大層満喫をして鳩避け剣山を買って帰りました。せっせと作業をし、ベランダに設置完了。
サイズに合わせて切り、飛ばないように結んだりと、細かい作業に徹する時間(無になれます)。
よく考えたら、別にホームセンター探さなくても、害虫等の駆除専門店でもよかったんだよな〜と後で気付いたけれど、なんか面白い物がたくさんあって楽しかったからいいや。
<店舗情報>
Manazel:Building 174,Road No 408,سلماباد, Bahrain