バーレーン(バハレーン)からサウジアラビアへは橋が繋がっていて、両国の主要な町の間が大体1時間くらいで車で往来できるのです。だから、毎日国境超えで通勤している日本人もいると聞いたことがある。ですが、このコロナ禍のため、そんな簡単には出入り出来なくなった2020年春。しばらく橋の閉鎖(国境閉鎖)が続いていたようですが、2021年10月時点では、ワクチン接種をしていればバーレーン・サウジ間の出入国は可能です。
そういう訳で、私、せっかくのバーレーン住まいを開始したので、サウジアラビア観光VISAの取得をし、懐かしのサウジに出掛けようかと。バーレーンからサウジの入国の場合、ワクチン接種者は入国72時間前以内PCR検査が陰性であれば、隔離期間なしとのことでしたし。
*私はかつて、サウジアラビアに住んでいて、サウジアラビア居住証(イカマ)を所持のため、バーレーン入国時に毎回VISAを取得する必要はなかったので、日本からのバーレーンへの入国の場合の観光VISA手続きは私はよくわかりませんので、大使館か旅行会社にお問い合わせくださいませ〜。空港で発給してもらえるっぽいですが。
サウジは2019年まで観光目的での入国が出来なかったので、当時は、配偶者や家族がサウジ国籍の人とかじゃない限り、サウジにいる外国人はビジネスか巡礼者(ムスリム)だったはず。メッカには入れません( ; ; )が、今は観光VISAがありますので、ぜひぜひ↓
この度、私はバーレーン居住証(CPR)は持っているものの、日本国籍のため、サウジにはVISAがないと入国出来ないので、観光VISAの申請を。サウジに住んでいる時はバーレーンへの入国ができていたので、気が付かなかったけれど、サウジって本当に「未知の国」だったのね。
さて。eVISA申請をしたら、半日くらいで入国OKと連絡が来ました。早すぎる!暇なのか?もとい、仕事熱心なのか?(観光VISAが施行される以前、サウジ入国のためのビジネスVISA申請をした時は、約1年かかった私です)
いざ入国!
VISAが無事下りたので、一度行ってみよう!サウジアラビア。ご無沙汰しておりました。
揃える書類は↓
・サウジアラビアeVISA認可証
・認可ワクチン接種証明書
・サウジ入国まで72時間以内のPCR陰性結果書
・パスポート
・(念のため)アバヤ着用 *女子のみ
COVID-19対応のための登録アプリは↓
『Tawakkalna(タワッカルナ)』=「trust of God 神への信頼」という意味らしい。最強か!嫌いじゃない、サウジのネーミングセンス。
https://ta.sdaia.gov.sa/en/index
*アプリはいつでもインストール可能ですが、サウジアラビア国内でないと初期設定はできません。
サウジとバーレーンを行き来出来るドライバー付き車両を予約して、いざサウジアラビアへ。
なんでもドライブスルーなサウジアラビア。国境審査・税関どちらも例外なく、乗車したまま可能です(可能ですというか、ドライブスルー方式しかない)。かつて陸路で国境越えをしたアジアの国では、車で入国しても、国境審査と税関は車を降りて事務所に行きハンコもらって、車は別途チェックだったんだけれど…これ、どっちが一般的なんだろう。
そして、やはりサウジなので、特に女子はほとんどのことがない限り車から降りることはない。私は外国人なのでパスポートと本人照合のために顔を見せることはあるけれど。とはいえ、車の座席の窓を開けて「ご挨拶」というほぼ遠い距離。しかも、普段から目元しか見せていないムスリムの女性が、国境審査でニカブを外している姿を見たことがない。顔の照合は目だけでするんだろうか。ま、普段からそういう状況だから間違いなく照合できちゃうんだろうな、サウジ人。
さて、今回はさすがにeVISAとパスポートと紐付ける作業と「タワッカルナ」の登録のための写真撮影があるので、車を降りて国境検査場に出向くだろうと思ってました。ましたが、なんと、写真撮影以外部分の入国に伴う諸手続きは、私が赴く必要は全くなく、代理人として運転手(男性)でOK。
どれだけ女性が外の人の目に触れずに生活できる国なんだ!サウジアラビア。さすがすぎる。ということなので、どんな流れで入国が認められたのかいまいち分かりません。なんかバーレーンの国境越えて、サウジアラビアの国境手前付近に新しく出来たCOVID-19用の事務所に私の用意した全ての書類を運転手が持って行って、「OK」って帰ってきてくれた。
私はその押印された書類とパスポートを持って、写真撮影場所へ。
eVISA申請の時に写真添付はしているものの、パスポート照合に使うVISA用とタワッカルナ用の写真を撮影するだろうことは予感がしていたので、今回はちゃんと化粧してきましたよ!どやり。
「はい。ここを向いて」とカメラの前に立ち、写真撮影。以上終了。
パスポートには、職員が手書き(アラビア語)で、eVISAの番号を書き入れるのみで、これから数年間のマルチエントリーの承認。こんなんでいーの?
サウジに無事入国したけれど、真っ暗で何がなんだかわからない
夜に入国した私のせいですが、真っ暗の中にキラキラと光が見える街並み。
風景全然見えないままホテルに到着。ホテルで早速「タワッカルナ」の提示を求められたので、事情を説明し、バーレーンで使用しているアプリで入館を認めてもらう(たぶん、72時間前PCR検査陰性証明でも大丈夫だと思う)。あ、そういえば、隣国ながら隣の県に移動する感覚だったので、全く換金してないや〜ってことで、レートちょっと悪いですが、ホテル内で換金。の予定が、キャッシュレス化が進みすぎていて!現金がないと言われる次第。ほんのちょっとだけ換金です←バーレーンもですが、キャッシュレス社会なので、ほぼ現金不要です。ただ、Uber使う時に現金が必要なのですよ、私。
ロビーきらきら。やはり中東は金がメインなのよね。
ホテルの部屋に入り「タワッカルナ」のまず何よりも先に初期設定を開始。と思いきや、まずは部屋のチェック。もうこれは、ただの趣味。アメニティやらコーヒーセットやら。の前に、部屋寒すぎ。温度設定が18度になっている冷房を切る。外気温が30度の国で、18度の室内は涼しいと通り越して、冷蔵庫かと思うくらいに寒い。
冷房を切ったおかげで落ち着いたので、タワッカルナの初期設定開始。氏名や生年月日に(外国人なので入管で提示した)パスポート番号(居住者は居住者ID「イカマ」番号)、認証のためのSNSを受け取れる携帯電話番号の入力、住所(現在位置)入力などなど。アプリの指示のままにどんどん進むと、あっさりと「はい、終わり!」。
なのですが、なんとも問題が。「隔離期間5日」と表示されるではないですか!ええええ、ここで隔離5日か〜。以前、バーレーンからの入国で「タワッカルナ」が認証がされず、3日間ホテルから出られなかった人を知っているので(うーさまです)、ホテル内で満喫できるレベル(プールやスカッシュ、テニスコート完備)のホテルにしておいて正解です( ; ; )
そしてさらなる大問題『タワッカルナ』の写真が!まさか、今回撮影の写真ではなく、初めてサウジに入国した時の写真が採用されている。なんで!!パスポートも更新されて番号も変わっていたのに、そこちゃんと紐付いているんだなあ、と感心するものの、さっき写真撮影したじゃん!そんなことある?
写真は、今よりも数年前のやつだから若々しくていーじゃないかと捉えることもできるかもですが、はい、この時も油断しててノーメイクだっったの!!くぅ。
多角的方向から襲撃され弱っているので、とりあえずふて寝ですね、もう。
朝起きたら天気が良かった
サウジアラビア、アルコバールの夜明け。
いつものことだけれど。サウジもバーレーンも冬季は少し雨が降るけれど、10月はほぼ毎日晴天。気温は落ち着いてきて日中30度くらいなので、まあ暮らしやすいです(湿度が日本より少ないので)。
とりあえず散歩に出かけよう〜っと。タワッカルナ見たら「認証」サイン!これでお店に入れる〜!!ってことで、朝から海岸線のおしゃれカフェに入ることにした。わくわく。
<ホテル情報>
le Medidien Al Khobar(Saudi Arabia):Modern Hotel in Al Khobar | Le Méridien Al Khobar