地球でピクニック

中東のバーレーン(バハレーン)在住。アラビア語は話せません。

中東らしい考察:地上の温度で果たして目玉焼きは焼けるのか

夏の気温は45度を超えるものである

今年(2018年)の日本も相当暑かったので、中東の40度超えの気温に「あ、そんなものなの?」ってなりそうですが、連日の45度超えは肌の保湿と昼寝をしないと美肌ダメージと体力の消耗が半端ない。砂漠を舐めてはいけません。

この気温となるとむくむくと湧き上がる「屋外で目玉焼きが焼けるんじゃないか」という欲望。時は8月。夏休みの自由研究にももってこいのテーマです。これはやってみるしかない。

 

<用意するもの>

フライパン

生卵

水:待っている間の水分補給

本:待っている間の暇つぶし

 

現在の気温は46度。 

さあ、やってみよう。

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私、特に外国人用のコンパウンドではなく、サウジ人もいるアパートメントに住んでいるのですが、サウジ仕様の部屋は直射日光が当たらないような造りになっている。部屋の窓越しでは直射日光が当たらないので、住人共有の中庭へ出る。片手にフライパンを持つサングラスの東洋人。フライパンを床に置き、カメラを設置。そして、太陽を仰ぐ。気持ちだけは「太陽神ラーよ!出でよ」。しかし、太陽見たら多分、目が焼ける。

一体この東洋人は太陽神に何を祈ろうというのか、とエジプト人に思われそうな荘厳な佇まい。

このアジア人がおもむろに卵を取り出し、フライパンへ割り入れた。

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定点でタイムラプス撮影しようと設置したカメラが熱くなりすぎて、電源が落ちる。え?マジか。

 

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5分経過。

 

外で本を読んでいるだけの私の体力が目に見えて目減り中。1ℓ持ち込んだ水がいつの間にか半分くらいなくなっている。そして同量の発汗。

いっそこのままプールに飛び込みたい衝動に駆られる気温46度。

 

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30分経過。

 

目玉焼きが出来る間、数人のアラブ人家族が「何やっているんだ?」という感じで微妙な距離まで近づき、去ってゆきました。あたくしからヤバイ人オーラがにじみ出ているのか、誰も話しかけてくれない。話しかけられた時用の会話を事前準備していたので、思い切って話しかけてくれたらいいのに…こちらの人たちは、日本人と性格が似ている部分があるのか、好奇心はあるものの近寄ってこないです。

 

表面はかなりカピカピになってましたが、太陽神ラーの力を利用した目玉焼きは成功裏のうちに幕を閉じました。

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最終的にパズーパンとしていただきました。

中東サウジアラビアの夏の暑さは目玉焼きが焼けるレベルである、実証実験終了。